アラフィフが知ってるとイイかもしれない話

50代がイキイキ楽しく暮らせるために役に立ちそうな話をメモしてます

パソコン作業の疲労軽減 縦型マウスとは

だいぶ良くなった膝の痛みですが、姿勢の悪さや身体の使い方を改善しないといつかまた痛くなると思い、最近は姿勢や身体について積極的に学んでいます。

 

先日も姿勢改善のワークショップに行って来たのですが、予想外に縦型マウスとの出会いになりました。

 

その時にパソコン作業に役立つ情報も仕入れて来たのでシェアしたいと思います。

 

  

パソコンとの向き合い方とエルゴノミクス

パソコンに向かう時の正しい姿勢

 そのワークショップではもっとマニアックに説明していましたが、ここでは簡単に解説してみます。

 

まずキーボードを打つ時は腕を直角(肘から手までの前腕が床と平行)に曲げ、その時に一度手のひらを天井に向けて身体の横に肘を置いたら、その姿勢から他の部分は動かさない意識で手首だけクルッと下に向ける。

 

実際には前腕は動きますから手首だけが動くということは無いですが、そんな意識で動かします。

 

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こんな感じですね。

 

そして、そのまま手をキーボードに乗せる。

これが身体に負担にならない姿勢だそうです。

 

いつも通りにかなり近い形ですが、肘は張らず肘を曲げると内側に折り目のように線と言うかシワが入りますが、その内側の線が正面(パソコン作業なら画面)に向かっているのがポイントです。

 

一度手のひらを上に向けてから他を動かさないようにして手のひらを下にすると本当に微妙な変化なんですが肘内側の線が正面を向いたままになります。

 

前腕(肘から手の部分)をおろした時も手のひらは身体側を向いていても(気をつけの形)、この線の出来る部分が前を向いているのが良いそうで、

「とにかくこの線の出る部分は前向き!」

とのことでした。

 

(姿勢については諸説あるのでこれが絶対ではないと思いますが、今回の先生はこうおっしゃってました)

 

とはいっても肘の内側が前を向くようにするにはやり方があるので無理やり前向きにしたりはしないで下さいね。

 

何も意識しないでいつものパソコン作業の姿勢になると意外と肘をもっと張っていたり、そのせいで肘の内側の線が前ではなくて自分に向いていたりするんですよね。

そうすると腕などに余計な力が入ります。

 

肘の内側の線を前に向けて身体に近づけると胸を張る感じになって肩が下がるし腕の余計な力も抜けるので肩こり予防になりそうです。

 

(ちょっとわかりにくい説明ですみません)

 

手首だけクルッとなんて出来るのか?と一瞬思ったんですが、これが肘は動かさずに手のひらは向きが変えられるんですね。

イメージだと肘も手首の動きにつられて大きく動きそうですが、そんなことないんですね。

他の生徒さんからも「えー⁉」とか「おおー!クルッとできる!」とか驚きの声が上がっていました。

 

そして、マウスを使う時はそのまま横に手を移動させる。とのことでした。

 

 身体に優しい縦型マウス

ここで

「一般的な手のひらを覆いかぶせるようなマウスの形って身体には全然良くなくて、縦型が良いの。そんなに高額じゃないから縦型のマウスを使って」

と先生に言われて生まれて初めて縦型マウスの存在を知りました。

 

「え??縦型???あるんですかそんなの」

と思わず聞き返してしまいました。

それくらい縦型マウスの存在を知らずに生きて来てしまいました。

 

先生も言っていましたが、縦型マウスで検索すれば沢山出てきます。

 

さっそく買ってみたのがこちらです。

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よく見ると猫毛が散らばっていますが…汗

 

Amazonで調べたら、普通にたくさんありました。

左が今までの普通のマウスなのでけっこう大きいですよね。

 

 

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持つとこんな感じです。

 

最初は操作するのにかなり混乱しました。

実際に使う指とボタンは変わらないんですけどね。

右クリックは人差し指とか、左クリックは中指とか。

 

初日は特にカーソルの移動に手間取って

「こんなデカいもの動かしたら逆に手首に悪いんじゃ…」

と思ったんですが、数日して慣れてきたらカーソル移動する際もそんなに持ち上げなくてもマウスを最小限の動きで動かせるようになりました。

 

また初日はクリックするのにいちいち

「右クリックは…ええと…ここ」

などと言いながら実際にボタンをのぞき込んだりもしていましたが、これはアラフィフの私には慣れるまでは良い脳トレになると思ったのでそんなに苦痛ではなかったです。

 

よくある付属品のマウスと違って、個別に買うマウスはボタンがいくつも付いていて一見使いづらそうですが、ボケ防止には指先の運動って言いますし、ここは脳を活性化すると思って各ボタンも積極的に使いたいところです。

 

結局2日もすればだいぶ慣れて来て、3日目には操作もスムーズになりました。

ここまで慣れると確かに縦型の方が腕の疲労感が横型よりもない気がします。

 

以前は1日パソコン作業していると、マウスを使うのもだるくなって来たり、夜には右腕にしびれるような感覚が残ったり、もっとひどいとプチ腱鞘炎状態でしばらく手首が痛い日が続いたりしたこともありました。

でも縦型マウスは夜になっても右手は楽なままです。

 

姿勢改善のワークショップでもやってることは大したことない小さな動きばかりでしたが、行きは膝に突っ張る感じがあったのが、帰りはそれが無くて滑らかに膝が動くようになっていたんですよね。

 

マウスにしても持ち方が横か縦か、ほんのちょっとの向きの違いなのにかなり疲労感などの違いが出てくるので、身体にとってはほんの少しのことでも大きな影響が出るのかもしれないと今回思いました。

 

HAVIT縦型マウス エルゴノミクスマウス

私が買ったHAVIT縦型マウスはAmazonの商品ページを見るとかなり怪しい日本語がチラホラしているので日本製ではないようですが、今の所問題なく使えています。

(いつまでもつかは謎ですが…汗)

 

ただレビューには不良品が届いたなどの声もあるので心配な方はお店で買った方が良いかもしれませんね。

 

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暗いところで光ってますww

 

初めはデカいし、ライトも徐々に色が変わるので落ち着かないかもと思いましたが、慣れたら全然気にならないです。

 

私は好みで有線にしましたが、無線の縦型マウスも沢山ありました。

 

エルゴノミクスマウスとは

エルゴノミクス(ergonomics)は日本では人間工学、ヨーロッパなどではergonomics、アメリカではhuman factorsと呼ばれることが多いそうです。

 

IT分野では長く使用しても負担が小さく疲労が起こりにくい作りの機器や、身体や動きに適した操作しやすい設計デザインの装置を指すそうです。

 

エルゴノミクスマウスやエルゴノミクスキーボード、エルゴノミクスチェアなどがあります。

 

縦型マウスはエルゴノミクスマウスにあたるんですね。

 

『エルゴノミクスマウス』で検索してみると、見るからに縦型ではなく、通常の手のひらを乗せるタイプの形が少しだけ斜めになっているものもあります。

 

今回の姿勢改善ワークショップの先生は、見るからに縦型のマウスが身体には良いという意見でしたが、斜めタイプもエルゴノミクスと名乗っているのでそれなりに人間工学に則っているわけで、どちらもエルゴノミクスではない通常の横型マウスよりは良いのではないと思いますが、ここは使ってみないと分からないと言うところでしょうか。

好みもありますしね。

 

私はマウスパッドに手首の部分を乗せるクッションが付いたタイプの物を使っていますが、これも出来ればあった方が良いと思います。

 

手首のクッションと縦型マウスでかなり腕の負担が軽減できるのではないかと思います。

「リストレスト マウス」で検索するとたくさん出てきます。

 

専門家に聞いた身体によいパソコン作業時の座り方

最近まで通っていた整形外科の理学療法士さんと今回の姿勢改善の先生に伺ったのですが、お二人とも

「同じ姿勢を長く続けないこと」

が一番大切とおっしゃっていました。

 

『どの姿勢が一番良い』というよりは、こまめに姿勢を変えることが大切だそうです。

 

確かに年と共に同じ姿勢を続けた時の身体の固まり具合がかなりひどくなっているので「こまめに動く」ことを忘れないようにしたいですね。

 

ネットではエルゴノミクスマウスは好印象な意見が多かったので、腱鞘炎やパソコン作業の疲労感に悩んでいる方は一度マウスを縦型の物にしてみるのも良いかもしれませんね。