私は40代で6年ほど歯列矯正をしました。
現在は、終了してから5年以上経ちます。
「歯並びは気になるけど、大人になってからじゃ遅くない?無駄じゃない?」
「面倒くさくないの?」
など、歯列矯正は気になるけど様子が分からない方の参考になればと思い、私の大人になってから歯列矯正した体験と現在の歯の状態を紹介したいと思います。
- 40代大人の歯列矯正とその後
40代大人の歯列矯正とその後
歯列矯正を始めた理由
永久歯に生え変わった直後は真っ直ぐな歯並びだったので、いつから変わったのかハッキリ分からないのですが、私は「ニッ」と笑った時に上唇の横のラインに対して平行になるはずの上の歯の歯並びが斜めになっていました。
左側の歯に比べて右側の歯が下がっている状態です。
こうなると実際は歪んでいないのに、口が歪んでいるように見えてしまうんです。
思春期ではそれがコンプレックスで、初対面の人はとっても苦手。
口を大きく開ける時は手で口元を隠していました。
20代頃からは手で隠すのが面倒くさくなったのか?何を思ったか
「すっごく大きく口を開けて、大きな声で笑えば歯が斜めなのは気付かれないんじゃないか?」
と考え出し(そんなわけはありません)、口元を隠さずに女性ひな壇芸人のようにオーバーに笑うようになりました。
でも、楽しそうに笑っている自分の写真を見るたびに
「曲がってる…(=歯のラインが斜め)」
と一人落ち込んだのを覚えています。
(写真があればと今回探したのですが、斜めなのがよくわかる写真は見事に処分していました (^^;) )
その頃から顎関節がカクカク鳴り出し、30代で症状が悪化して口が大きく開けられなくなりました。
噛み合わせの悪さなどを放置した結果のようです。
40代で何もしていなくてもアゴ周りや頬が痛くなり、焦り出しました。
ちょうどその頃、信頼できる歯医者さんとの出会いがあり、思い切って歯列矯正をお願いしました。
矯正前の状態
矯正前は次のような状態でした。
・親知らずが1本残っている
・左側の犬歯が上あごの肉の中に埋もれて横向きに生えている
こちらのサイトに犬歯の重要性が書かれています。
全く知らずに矯正しましたが、埋もれていた犬歯を出したのは今後のためにもとても良かったようです。
引用元:www.jpao.jp
・口の中の上あごの真ん中のライン(正中線)がズレている
・下の歯が通常よりも1本足りない
・上の前歯が下の前歯と同じ位置にある(Eラインでない)
・(歯の話ではないのですが)10代の頃から歯科医の麻酔で心拍数が急上昇して、血の気が引く感覚と共に腕に全く力が入らなくなってしまうことが何度かあった
歯列矯正の大まかな計画
私の希望は、
・上の歯の斜めのラインを真っ直ぐにしたい
・顎関節症を治したい
この2点。
それに対して先生からの提案は以下のようなものでした。
・残っている親知らずを抜く→下の足りない歯が入る部分に隙間を作り、抜いた親知らずを移植する
・上の歯を動かして左の犬歯があるべき場所を空ける→上あごの肉を切り、埋まっている歯にも矯正器具を付け、埋もれている歯を引き出して犬歯の位置に収まるようにする
・上の歯の斜めのラインを真っ直ぐに整える
・Eライン(下記参照)を作る
私が矯正した医院ではないですが、Eラインを分かりやすく説明されています。
・上下の歯の正中線が真ん中に来るように整える
・リテーナーを作り、就寝時に装着して歯列の戻りを防ぎ微調整をする
・ホワイトニングをする
・過去に入れた体質に合っていない詰め物を除去して、体質に合う詰め物に替える
たしかこんな感じだったと思います。
ラインを直して噛み合わせを整えるだけと考えていたけど、思っていたよりもたくさんの処置をしなければなりませんでした。
実際の進行状態
先生に
「昔は大人の歯は動かないって言われていたけど、そんなことなくてちゃんと動くからね」
と言われた通り、グイグイ動きました。
大人の歯は子供の歯よりは動きが遅いと言われていたのですが、私の歯は意外と素早く動いてくれました。
「こんなに簡単に動くなら、頬杖がクセになっていたら歯並びが変わってもおかしくないわ」
と簡単に動く歯を見て頬杖のクセを反省しました。
それでも上あごに埋もれている歯を引っ張り出すなど手間のかかる矯正だったため結局6年かかりました。
先生も
「特殊な作業が無くて歯列を整えるだけだったら、もっと短期間で済んだんだけどね」
と言っていました。
なので大人の歯列矯正でも私のは特殊な分、期間が長めだったかもしれません。
かかった費用
ネットなどで調べると、だいたい大人の歯列矯正は70~150万円前後となっています。
処置の方法も動かす歯も様々なのでどうしても費用は幅広くなってしまいます。
(ちなみに、大人の矯正は2年以上が目安みたいですが、こちらも条件によるのでなんとも言えませんね)
私の場合、親しい歯医者さんだったのでかなり費用は助けてもらいました。
(なので一般的な参考にならなくてスミマセン)
領収書なども処分してしまったのでかなりうる覚えですが、トータルで60万くらい。
(終了後に替えた詰め物などは別料金)
神奈川から千葉まで通ったので、交通費を入れたらもっとです。
最初に10万くらいまとめて支払って、残りは1回行ったら1万円と決めて払い続けました。
同じ歯列矯正を違う医院でお願いしたらもっとかかったと思います。
1回行った時に1万円ずつ払うなんてシステムも通用しないと思います。
安く済んで良心的に対応していただけてありがたかったですが、我が家にとってはかなりの大金でした。
それでもやって良かったとは思います。
医院によって最初に総額を払ったり、デンタルローンがあったりとまちまちなので、最初のカウンセリング時にしっかり確認が必要ですね。
実際の処置
麻酔で具合が悪くなる件
歯列矯正の初期にも1度麻酔で腕が上がらなくなる程の脱力状態になり、「麻酔のアレルギーかもしれない」とのことで、すぐにどの麻酔薬でアレルギーを起こすのかを調べてもらい、その後はアレルギーを起こさない麻酔を使ってもらうようになり早々に解決しました。
その後は麻酔で具合が悪くなることも無く、安心して処置を受けられるようになり矯正中もリラックスして臨めたのでとても助かりました。
矯正金具
ブラケットという金属の金具にワイヤーを通したもので矯正しました。
ブラケットとワイヤー👆よく見るタイプですね。
ワイヤーの太さも何度か変えました。
『太いワイヤー』だとガッツリ固定されている感じで
『細いワイヤー』だと緩く固定された感じでした。
その他の矯正アイテム
後半は上下のブラケットにエラスティックと言う『小さい輪ゴム』を装着することもありました。
一部のブラケットにフック状にしたワイヤーを新たに付けて、そのフックに輪ゴムをひっかけます。
歯磨きと食事の時は輪ゴムを取って、終わったら歯科医で渡されたホルダーという引っかけるもので自分で新しい輪ゴムを装着していました。
輪ゴムの脱着もすぐ慣れて、ササっと出来ていました。
上と下の歯が輪ゴムで固定されているので大きく口は開けられません。
でも実際にやってみるとわずらわしさもなく、私は特に問題はなかったです。
会話も問題なかったです。
こちらも私の医院とは違いますが、輪ゴムの装着について分かりやすい写真があるので引用させてもらいました。私もゾウさん型のホルダーを使っていました。
引用元:www.jimbocho-ortho.com
輪ゴムの太さも何度か太いものから細いものと変わっていました。
矯正後のホワイトニング
歯列矯正後にホワイトニングもしましたが、もともと歯の色が黄色味がかっているので、芸能人の歯のように真っ白にはならず、
「芸能人みたいに真っ白にするならセラミックだね」
と言われ、セラミックは気が進まなく、矯正終了後に出来た歯の汚れも小さい点ほどなので今も放置状態です。
このようなホワイトニングキットをもらって家でするタイプのホワイトニングを何回かしました。
医院が違ったらまた違うやり方のホワイトニングをしたのかもしれません。
実際にやってみたら
処置は医院によって違うと思いますが、歯列矯正って微細な事をコツコツとして行くんだな~と思いました。
矯正中は常に口の中に開放感が無いと言うか、拘束されたような感じです。
私はすぐに慣れてむしろ拘束されているのがちょっと心地よかったです。
歯が引っ張られている独特の感じが好きでした。
自分はノーマルのつもりが、本当はドMなんじゃないかと心配しましたwww。
毎回調節してすぐは痛みがありました。
でも我慢できない痛みではなく、徐々に痛みは薄れます。
私の場合は片道2時間以上かかる医院だったので、少々うる覚えですが、開始当初は2週間に1度程度通い、そのうち1か月に1度くらいの診察だったと思います。
診察直後の痛みは「けっこう痛いけど乗り越えられる痛み」から「大したことない」痛みまで処置によって様々でした。
私より先に矯正をしていた友人(当時30代)も診察直後に痛そうにしていたのを見てビビッてたもんですが、実際やってみるとそこまで大変な痛みではなかったです。
(あくまで私の場合ですが)
奥の方の歯のブラケットが肉にあたって肉側にうすく跡が付くことがありましたが痛みはなく、違和感にもすぐに慣れました。
最初は「食事をするとこんなにブラケットに食べかすが付くのか」とびっくりしましたが、慣れると引っかかりやすいところも分かってきて、最初よりは食べ物も引っかからなくなりました。
医院によっては歯の裏にブラケットを付けるものもありますが、私がお願いした所はそれはやっていないとのことで、より衛生面と見た目から食後の歯磨きは必須でした。
自宅では以前から使っていた電動歯ブラシとウォーターピックを矯正中も使っていました。
自前の電動歯ブラシとウォーターピック。
歯ブラシは長く使いすぎてハゲ散らかってて「なんですか?これ」な状態になってますw。
(ブラシはこまめに交換していますよ)
ウォーターピックはネットで3万くらいでした。
どちらも歯列矯正のお助けアイテムとして取り上げられることがありますが、やはり手磨きよりもスッキリするので持っていてよかったと思いました。
先生にも「強く当てなくても超音波で歯磨きできるから良いね」と言われていました。
予想外の出来事
一度だけブラケットが1つ取れた
取れてもボンドで止めるだけなので処置は簡単ですが、すぐに付け直さなければならない緊急事態ではあったため、急いで付け直しに行ったことがあります。
取れたのは6年間で1度だけでした。
ワイヤーの先端が頬の肉に当たって違和感
フックを作った時のワイヤーの先端が頬の肉に軽く引っかかる事がありました。
傷つきはしませんでしたが、診察の時に伝えて先端をきちんと処理してもらいました。
粒状のものがよくブラケットに引っかかった
同じように大人になってから矯正した人も言っていましたが、ブラケットに高確率で詰まるのがお米(米粒)でした。
あとニラなど、噛むと細い繊維になるものもよく引っかかっていました。
ブラケットには食べかすが付きやすいので、歯磨きをしっかりやらないと矯正中に虫歯になる人もいるそうです。
外出時にも歯ブラシとピックの付いた糸ようじは必需品でした。
ピックがあれば歯ブラシが使えない事態でも、サッと引っかかっている食べかすが取れるので便利でした。
大人になってからの矯正について
6年の矯正と言うと長く感じますが、大人の6年はあっという間でした。
ガッツリ歯に金具を付けて、始めの頃は笑ったり話したりが恥ずかしかったですが、慣れてしまえは恥ずかしさもなくなり、大人の図々しさが身についていて良かったと思いました。(笑)
これが思春期の頃の自分だったら、人の目が気になって笑うことも出来なかったかもしれません。
なので10代20代で矯正している子は本当に偉いなぁと思います。
(まぁ、10代の頃に矯正していたら6年もかかってないとは思いますが)
自分のメンタル面を考えると、私は若い頃ではなく大人になってから矯正して良かったと思います。
5年以上経って変わったこと・変わらないこと
変わらなかったこと
Eラインは今もそのまま保てています。
歯科医の同級生数人からは、会うと「お~、ちゃんとEラインじゃん」と褒められます。
Eラインって知らなかったし意識もしていなかったのですが、専門家はチェックするところなんですね。
上の歯のラインも真っ直ぐをキープしています。
ただ、後述しますが歯茎が下がってきているのか?上の歯茎が見える範囲が増えた気がします。
でも、コンプレックスだった斜めの歯並びに比べたら全然良いのでストレスなく笑顔を作れています。
変わったこと
上の前歯の中心線(正中線)がかなりずれていたので、顔の中心に来るように矯正したのですが、あとちょっとの所で「これくらいで良いか」ということで矯正金具は外しました。
なので、少しだけ上の前歯の中心がずれているのですが、矯正前よりは全然中央に寄っていたので満足でした。
それが最近、若干ですがズレが増した(元に戻った)ような気がします。
矯正が終了した時に上の歯用のリテーナー(マウスピースのようなもの)を作り、毎晩これを付けて寝ることで歯が戻るのを防止すると言われいまだにリテーナーは使っています。
それでも若干、上の歯の正中線が元に戻るようにズレているような気が…???
リテーナー 👆
リテーナーはすぐ慣れるし、違和感なく使え睡眠の邪魔もしません。
リテーナーが違和感なく使えているということは歯並びは大きい変化はしていないということかと思うので、本当にズレたのか気のせいなのか微妙なところではあります。
ただ、思い当たることがあって、矯正終了してからいまだに
頬杖をつく癖が治っていない
歯を食いしばる癖が治っていない
姿勢が悪いまま
年のせいか歯茎下がりが起きている
などネガティブ要素があるので口腔内に変化が起きてもおかしくはないと思っています。
左の犬歯の横の歯がメチャクチャぐらついていて、これはなにが原因かわかりませんが、強制終了後しばらくしたらぐらつき始めました。
まだ固いものを噛みちぎるのに支障があるわけではないですが、指で触るとかなりぐらつきます。
エナメル質がはがれた?
矯正器具を外したら、歯の表面にポツポツと黒い汚れのようなものが付き始めました。
先生に聞いたところ
「金具を外すときに傷がついてエナメル質もはがれちゃってそこから汚れが付着しちゃったのかもね」
とのことでした。
でも、歯医者の友達に話したら
「???(そんなことあるかなぁ~???)」
という、とっても怪訝な感じでした。
ちなみに、この友達(かなりベテラン歯科医)に麻酔アレルギーの話をしたら
「え~、そんなことあるわけないじゃん!」
とのこと。
歯医者さんによっていろいろな意見があるんだな~と思いました。
だとすると、1人の歯医者さんだけの意見を盲信的に鵜呑みにしない方が良いのかもしれないと思いました。
顎関節が復活した?
矯正終了後は顎関節は完治したのですが、今は矯正前ほどではないですが、大きく開けて閉じるときにカクッっとする時があります。
ただ、整体で首回りを施術してもらった直後は音がしなくなるので歯の状態が戻ってしまうと言うよりは、食いしばるクセや猫背の影響かと思います。
顎関節症は精神面やかみ合わせなど、様々な要因があるようです。
私はなるべく姿勢にも注意しつつ(←これが難しいんですが)、歯の食いしばりや片方だけで噛まないなどと共に気を付けて、せっかく直したかみ合わせを悪くしないようにと心しています。
こちらのサイトが顎関節症について分かりやすいです。
引用元:www.jda.or.jp
歯列矯正で得た歯並びをキープするために気を付けていること
このように『矯正して一生安泰』な訳ではなく、その後も色々と努力し続けなければなりません。
加齢とともに更なる変化もあるので、それにも対応しなければなりません。
でもまぁ、どちらも矯正をしていなくても口腔内を健康に保つには必要なことかなと思います。
歯科医で定期的なチェック
矯正終了後も定期健診に行くのは大前提ですね。
なんですけど、実は私の場合は医院まで片道2時間以上かかるのと、歯列矯正は基本的に自費治療(健康保険適用外)なので費用が高くつき、何かあってから受信するのが精一杯です。
なので、私の場合は自己管理がより大事になります。
とにもかにも、清潔第一
小まめな歯磨きで虫歯や歯の表面の汚れがこれ以上増えないようにしています。
年齢的にもCMでよく聞く歯茎下がりや歯周病にも気を付けたいところ。
歯茎のケアのために専用の歯磨き粉やウォーターピック、電動歯ブラシも続けて使っています。
奥歯と頬のお肉の間にはピンポイント用のタフトブラシも使っています。
タフトブラシ
色々な種類があって磨き心地も違います。
薬局やロフトなどでも買えます。これはロフトで¥319でした。
姿勢・頬杖・食いしばりの改善
もともと姿勢がかなり悪く、スキあらば頬杖をついていたので矯正前から
「下の奥歯のラインが頬杖のせいで曲がっている」
と言われていました。
矯正後は心を入れ替えて頬杖は絶対やめようと思っていたのですが、やはり無意識でやってしまいます。
なので、左の手で頬杖をつくクセがあるので若干左下奥の歯並びが内側に寄って矯正前に近い状態になっている気がします。
猫背の時は高確率で食いしばっているので、口腔内にも影響あるのではないかと思い、なるべく姿勢に気を付けて過ごすようにしています。
最近は歯も全身と関わっている事を意識しているのと、年を重ねてもきれいな姿勢でいたいのでちょっとした筋トレも隙間時間にこまめにするようにして姿勢の改善に努めたり、身体の知識の収集にも努めています。
リテーナーも疲れてボロボロの時は忘れて寝てしまうこともあるのですが、なるべく装着して寝るようにしています。
私は元々エラ張り顔なのですが、知り合いの男性(やはりベース型)もあまりに歯を食いしばる癖がすごいから、わざわざリテーナー作って寝る時は必ずつけてるそうです。
顔の形にも影響するので、食いしばりや歯ぎしりはなるべく避けたいところです。
リテーナーは大人の歯列矯正の場合、終了後も一生使わなければならないと言うことも聞きますが、私は就寝時の歯ぎしり防止にもなるのでむしろリテーナーをしていると安心なのでずっと使いたいと思っています。
実際、最初に作ったリテーナーは歯ぎしりのため奥歯の噛みあう部分が破けて、今は作り直したリテーナーを使っています。
(そんなに薄いものじゃないんですよ (;^ω^) )
自分では気づきにくいのが歯ぎしりの怖いところです。
若い頃は1ミリも思わなかったけど、最近は「死ぬまでなるべく自分の歯を残したい」と真剣に考えるようになりました。
そのためにも出来ることはがんばって行きたいです。
おわりに・大人の矯正は良い?悪い?
私は大人になってからでも矯正をやって良かったと思います。
笑顔に自信ありとは言えませんが、躊躇せずに笑えるのは爽快です。
今は写真撮影でも積極的に笑顔になれます。
写真を見るたび
「あぁ、(歯並びが)曲がっていない」
と嬉しくなります。
撮れた写真を見ても落ち込まないのはとてもうれしいです。
“笑顔になること” ってかなり大切に考えた方が良いのかなと思いました。
矯正前には
「40代だし、今からやったって何になるの?」と思う気持ちもありました。
正直、
「もう嫁にもなっちゃったし、大金はたいて見た目良くして好印象稼ぐ必要なくない?」
ともちょっぴり思っていました。
でもやってみると40代だってまだまだ先は長いし、50代になってもまだまだこれからだなと思うことも多いので、40代で矯正しても遅すぎるということは全然無いと思いました。
嫁に行ったとか相手にどう思われるは関係なく、いくつになっても色々な面で自分に手をかけて大切にしてあげるのは良い事だと思います。
正中線も若干ズレたままだし、顎関節症もあやしいところだし、矯正前の状態が完璧に直ったわけではないけど、ラインがほぼ真っ直ぐになって大きい口が開けられるだけでも大大大満足です。
お金も時間もかかったけど、今でも歯列矯正して良かったなと思います。
左右どちらの奥歯でも同じ加減で物が噛めるようになったのも顔の筋肉のストレスが減って良かったです。
最後にここだけの話
知り合いの歯科医(駅からかなり離れた住宅街に医院がある)が
「審美歯科は駅前の医院にはかなわないんだよ。
歯科治療ならうちも沢山患者さんがくるから自信はあるけど、審美歯科はみんな駅近の医院に行っちゃうから圧倒的に請け負ってる数が違うんだよ。
やっぱり経験が多い方がうまくなるから」
と言っていました。(あくまでいち歯科医の意見です)
経験値って何事にも大切なんですね。
まぁ、歯医者さんによって意見も違うように技量もそれぞれだと思うので、一概には言えないと思いますが。。。
また、歯列矯正の目的も治療レベルのものと審美はまた費用なども違うと思います。
また、患者さんによっても色々違うと思います。
条件で色々違ってくるので私の経験が王道とは言えませんが、少しでも誰かの参考になったらいいなと思います。